リスニングの壁(1)
アプリプレゼント/11月

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e-ラーニングサイト『えいご上手WEB』での、英語学習に関する体験談募集。

ご応募いただいた中から、日本人共通のあるあるーをご紹介します。

 

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  • 「ナチュラルスピードのリスニング」 キクコさん

前にネイティブの先生の教室に通っていたとき、先生の英語があまりに早口だったので

「もっとゆっくり喋って下さい。」 とお願いしたら

「これが普通の喋り方なのだから普段からこの調子に慣れていたほうがイイわよ。」

と言われてしまいました。

でも、私はそこまでの英語力はまだないんですーー(泣)。

 

[えいご上手WEB]

英語のリスニング学習時のスピードについてです。「ゆっくり話す英語を聞くことに意味はあるのか?」という議論は昔からされています。

そして、「ナチュラルスピードで聞かなければ意味がない。」という説のほうが現時点では優位に感じます。

 

まず前提となるリスニングの能力についてですが、日本人にとって、英語のリスニングの壁は2つあるように思います。

1.音として聞き取れているか?

ご存知の通り、英語は日本語より音素が多く、周波数の帯域も異なっており、日本語ネイティブが英語の音をそのまま完全に聞き取るのは難しいとされています。

先月の「RとLの発音」で触れたように、乳児は10ヶ月を境に言語の聞き取り能力が母国語の音にチューニングされてしまい、母国語以外の音は意味のない音として脳が処理するようになります。そして、もうひとつの臨界期(10歳)を超えると、耳から入った音をそのまま再生するという能力も急速に落ちてしまいます。

ただ例外的に、音楽を本格的にやっている人たちは、いわゆる”耳がよい”ので、大人でも音を識別する能力が高いそうです。ということは、臨界期を越えてもある程度までは訓練で鍛えることができるということです。

英語が音として聞き取れているかを確認するには、シャドーイングが一番です。耳から入った音を、少し遅れて自分の口で再現していきます。正確に再現できれば、聞き取れていることになります。ここでつまづく人は、まずはシャドーイングで、英語の音を聞いたままフォローする練習をしましょう。

 

2.意味が理解できるか?

音として確実に聞き取れた後、その意味が即座に理解できるか?これは単語力・文法力を基盤とした英語の回路が脳にでき上がっているかによります。そしてここからは読解力が重要になってきます。

たとえば、一読して意味がわからない文章が、聞いたときに理解できるか?としたら、これはNoですね。読んだときにスラスラ理解できるような、自分にとって簡単な文章であれば、音の聞き取りが確実にできる場合、聞いた瞬間に理解できていることになります。

ですから、英語の語順で理解したり思考したりする回路を脳内に構築するためには、自然な英語の文章にたくさん触れる必要があるのです。

 

音として聞き取れて、自然な発話のスピードで意味も理解できるようになれば上級者レベルです。(TOEICなら760-800を超えるあたり)

つづく